インプラント

予防歯科を通じて、長期間にわたって患者さんのお口の中を診させていただいて気づいたことがあります。

それは人は1度に多くの歯を失うのではなく、長い期間をかけて徐々に失っていくということです。

例えば何かの理由で右上の一番奥の歯を失った場合、そのままにしておいても食べることにはあまり不自由を感じない方も多いのですが、無意識のうちに左で咬むことが多くなります。そうすると負担過重になった左の歯が悪くなって失ってしまうということが起きます。
一番奥の歯を失うと次はその手前の歯の負担が過重になり、その歯が悪くなってしまう。
奥歯を失って入れ歯を使うようになると金具をかけている歯が悪くなり、前歯のみになってしまいます。
このようにして多くの人は5年、10年単位で徐々に歯を失っていきます。最終的に80歳での残存歯数が6~7本というのが日本の実情です。
インプラントで失った歯を取り戻すことによって、このような歯の喪失の流れを食い止めることができるのです!

私たちは今まで、無くなった歯を補うために、多くの健康な歯を削っていました。また入れ歯を作って金具をかけた歯をダメにしてしまったり、違和感を我慢していただいていました。

本当にそれでいいのだろうか?
歯を補うために、さらに歯を削っていいのだろうか?

噛むために多くの不快感を伴ってもいいのだろうか?
そんなことを強く思うようになりました。

「自分の歯があったころのように食事を楽しみたい」

「入れ歯を薦められたが、入れ歯なんて年寄りみたいでまだ嫌だ!」

「入れ歯を作ったが、気持ち悪くて使えない。」

「入れ歯のバネをかけている歯が次々に悪くなって、歯の本数がどんどん減ってきている」

「ブリッジを勧められたが、健康な歯を削りたくない」

そして、失ってしまった自分が悪いのだから・・・と我慢して入れ歯を使用されている方や削りたくない歯を削る方が多いようです。

このような方にはインプラントがお勧めです。

インプラントとは

チタンで歯の根の部分を作り、失ってしまった自分の歯の根を代用するものです。今のインプラントの原型は1952年にスウェーデンのイェテボリ市にある応用生体工学研究所のブローネマルク博士が発見し、1965年より歯科分野でインプラントの治療がスウェーデンから始まりました。

インプラントの取り付け手順

 

私とOAMインプラントとの出会い

インプラント治療を受けて自分の歯を取り戻したいと言われても、それができない患者さんが結構いらっしゃいました。

インプラントを入れる部位の骨がやせてしまっていて、通常の方法ではインプラントをすることができないのです。

そのような患者さんのニーズに応えようとさまざまな学会やセミナーに参加し、高度な技術を習得しました。骨移植、骨造成法(GBR法)、サイナスリフトなどです。どれも素晴らしい手術法なのですが、患者さんの負担が大きいことは否めませんでした。

高度な手術になればなるほど、外科的な侵襲は大きく、術後の痛みや腫れも大きいものです。このような大掛かりな手術を一般の開業医が行なうべきものなのか?と疑問を抱くこともありました。

術後に痛みや腫れを訴える患者さんを見て、これらの治療法を積極的に行なうことができずにいました。そのため、インプラントにも少し消極的になっていました。

そこで出会ったのが岐阜県の大口弘先生が開発されたOAM(大口式)インプラントでした。骨を削らずに、拡げてインプラントを入れるという夢のような方法でした。 従来法と比べて外科的な侵襲がかなり少なく、術後の痛みや腫れも少ないのです。

それに加えて神経を損傷するなどのリスクがとても低い方法でもあります。私が探していたインプラント法はこれだ!と思い、岐阜県の大口先生の医院に行かせていただき、直々に指導をしていただきました。

・「福岡OMAインプラントセンター」

・「OMAインプラントと従来法との比較」

・「OMAインプラントの7つの特徴」

・「OMAインプラント療法の手順」

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