「顎関節症」ときいて、どのような症状を思い浮かべますか?
顎がカクカク鳴ることを心配されて来院される方も結構いらっしゃいます。
実は、
①顎を開けたり閉めたりする時に音が鳴る
②顎を開ける時に痛みがある
③顎が開かない(指3本分入らない)
この3つの症状に全て当てはまると「顎関節症」なのです。
ですが、①だけの場合、気にしなくて良いという訳ではありません。
毎日の生活の中で、顎関節を悪くする原因を見つけ、それを改善しないと②や③を引き起し「顎関節症」になってしまう可能性があります。
大抵は片方の顎関節に症状が出る事が多いです。カクカク音が鳴る側の顎関節に顎をずらす(後ろに下げてしまう)癖がありませんか??
例えば、
・食事の時片側だけで噛む癖
・寝る体勢がうつぶせ寝、またはいつも同じ向きの横寝
・頬杖 など
また、幼少期の癖などで噛み合わせ自体がずれている場合、歯を接触させる癖(TCH*)により顎関節症を引き起こす事もあります。
このように、原因を考えてそれを取り除く事で顎関節症を予防しましょう。
もし顎関節症になってしまった場合は、放置するとますます顎が開きにくくなります。早めに適切な治療を受けることをお勧めします!
副院長 谷口
*TCH ・・11月14日の当院ブログに詳しく載っています。